<IT情報・デバイス間データ共有編> IT情報TOPヘ
100枚を超えるような大量の写真を送るときは、Googleフォトで作る「共有リンク」(URL) をメール本文に貼り付けて送るのが便利です。この共有リンクという写真をWebページにする手続きはちょっとややこしいですが、メールの受信者が
URLから写真を取り出す手順はきわめて容易です。
ここではメール受信者がメール本文の URLから自PCへ写真を取り出す手順を述べることにします。なお、Googleフォトの共有リンクで大量の写真を送る方法を知りたい方は、「Googleフォトの複数枚の写真(100MB超え)をメールで送る」を参照してください。
<共有リンクのメールを受信>
右図は送り主から届いた受信メールの本文をコピーしたものです。本文に貼り付けられたURLは「共有リンク」とよばれ写真そのものは含まれていませんが、写真の存在場所の情報が含まれています。
メールを受信した時点で写真はまだ送り主が管理するサーバの中にあります。受信した人はこの URLをクリックして、下図のような写真だけのWebページを開くことができます。写真はまだ送り主のサーバの中にあります。
上図で一つの写真をクリックすると下図のように拡大表示され、手マークで示す「>」をクリックして、スライドショーのように個々の写真を観ることができます。
ここで送信者のサーバの中にある写真を、自PC内に取り込んでみましょう。上々図の「縦3点マーク」をクリックして「すべてダウンロード」を選択します。これで送信者のサーバにある写真は、自PCの「ダウンロード」フォルダに「水都くらわんか花火大会.zip」のように
zipファイルとしてダウンロードされます。
zipファイルとは多くのばらばらのファイル(ここでは写真)を扱いやすいように、zipというファイル形式でひとまとめにしたもので これを「圧縮」といいます。ただ、ファイル容量は圧縮の前後でほとんど変わりません。そして圧縮前のように元のばらばらのファイルに戻すことを「展開」といいます。
<zipファイルの展開>
下図は自PCの「ダウンロード」フォルダの一部を示しています。下図で zipファイル名が上段は「takeout」と英文字ですが、下4つは日本語になっているのが気になります。これは共有リンクを作る手順で一般に「アルバム」にしますが、その有無に関係するようです。アルバムにして名前をつけるとそれがフォルダ名になり、アルバムにしないと「takeout」となるようです。
さて、この「ダウンロード」フォルダにある「水都くらわんか花火大会.zip」を展開してみましょう。その手順は下図で目的の zipファイルを右クリックして、「すべて展開」をクリックします。
下図の展開画面が出るので、「参照」をクリックして展開先を指定します。ここでは「デスクトップ」を指定してみました。最後に下方の「展開」をクリックします。これでデスクトップに「水都くらわんか花火大会」のフォルダが作られて、その中に送られてきた写真がすべて収められているのが確認できます。
<プライバシーに配慮を>
Googleフォトの「共有」では Googleアカウントを必要とせずに、URLさえ分かればGoogle Chromeや Microsoft
Edgeで誰でも アクセスして見ることができます。パスワードもかけられません。写真を共有して URLを生成するときは、送信者も受信者も常にプライバシーに配慮した扱いが求められます。
ただし、写真の所有者が自サーバから削除すればもう誰も見ることはできません。