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デスクトップのアイコンを整理しよう

(2022年05月16日)

 机の上に乱雑においた本や資料に埋もれた知名人の写真を見ることがあります。ただ、一般の人はきれいに並んだ本棚や整理された机に向かうことで、落ち着いて思考をめぐらすことができるのではないでしょうか。論理の塊のようなコンピュータを学ぶ際はなおさらでしょう。
 私のPCのトップ画面はやりたい仕事がすぐ始められるように、デスクトップのアイコンは常に整理しその数も30個ほどにとどめています。データファイルもフォルダを作ってショートカット化し、欲しいファイルがすぐ見つかるように心がけています。
 ただ、私の知るPC初心者の多くは、アイコンが乱雑にデスクトップやタスクバーに置かれている上に、そのアイコンも「ショートカット化」されていないものが多いように思います。
 今回はやさしそうで結構難しい「デスクトップのアイコン」の話をします。アイコンを上手く扱うことができれば、PCを扱う効率がグーンとアップします。

<デスクトップの各部の名称>
 PCでは機械的な「電源ボタン」を押して現れる最初の画面を「デスクトップ」といいます。このデスクトップの「アイコン」(次項参照)は効率よく作業を始められるように、いつもきれいに論理性をもって並べておきたいという思いがあります。
 下図は私の Fujitsu PCのデスクトップで、左下端の「スタートボタン」を押したときの様子を示しています。このスタートボタンで現れる表示域を、総称して「スタートメニュー」といいます。ここで「すべてのアプリ」と「スタート」画面の2つアイコン列が現れます。
 「すべてのアプリ」は PCにインストールされているすべてのアプリ(プログラム)が表示されています。タイル状の枠に囲まれた「スタート」画面は、Windows8から採用されたアイコンの表示方法ですが、私にはそう便利なアイコン置き場とは思えません。私は古くから使い慣れたデスクトップに並べたアイコンから作業を始めるようにしています。
 最下段の横長の表示域を「タスクバー」と呼び、その右端を「通知領域」といいます。


<アイコンとショートカット>
 「アイコン」(icon)とは、和訳すると像や偶像などの意味です。Windowsを起動したデスクトップには、いくつか小さな絵が並んでいます。これが アイコンです。アイコンは上図のようにプログラムの機能やファイルの内容などを小さな画像で表現しており、その内容がほぼ一目で分かるようになっています。
 前項の私のPCのデスクトップにあるアイコンは一部が隠れていますが、アイコンはその左下角に矢印マークのあるものと、矢印のないものがあることに注目してください。矢印のあるアイコンを「ショートカットアイコン」、略して「ショートカット」ともいいます。

 上図はデスクトップから、4つのアイコンを切り出したものです。左端の「ごみ箱」はシステムアイコンですから、矢印はなく 削除することもできません。中央の2つは矢印が付いたプログラムのアイコンです。右端はデータファイルを入れたフォルダのアイコンで、ここも矢印が付いています。この「矢印マーク」がこのページの主テーマです。
 私のデスクトップには30個ほどのアイコンがありますが、そのうち95%以上は矢印マークを付けたショートカットアイコンにしています。ショートカットアイコンとは近道をするアイコンということです。プログラムやフォルダ・ファイルなどは、一般にフォルダの階層の深いところにありますが、これらをショートカット(近道)して ワンクリックでアクセスするということです。これがデスクトップのアイコンをショートカット化する第一の目的です。
 このショートカットはプログラムやファイルそのものではなく、そこに至る目印のようなものですから、不要になったら削除しても構いません。削除しても本体に何の影響も与えません。必要になったら改めて作ることができます。
 ただ、プログラムはデスクトップに置けば、システムが勝手にショートカットにするようにできています。一方、自作のフォルダやデータファイルは意識してショートカット化しなければ、矢印のないアイコンになってしまいます。データファイルなどを入れるフォルダなどは、「ショートカット」にしてデスクトップに置くことをお奨めします。

<デスクトップに矢印のないアイコンを置くとどうなる?>
  多くの人が「デスクトップ」を右クリック~「新規作成」~「フォルダ」から「新しいフォルダ」を作り、そこに次々とデータファイルを入れたり、さらに下位のフォルダを作ってそのまま使っているのを見かけます。このアイコンには矢印がありません。
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 一般に「新しいフォルダ」を作るときは、デストップではなく「C:ドライブ」直に、あるいは「ドキュメント」を開いてその場所などに作ってください。ここのリボン(旧メニュー)には「新しいフォルダ」ボタンがあるので、クリックして「新しいフォルダ」を作ります。その後、次項に書いた方法で、デスクトップで「ショートカット化」をします。
 このようにデスクトップ以外の場所にフォルダの作成して、次にデスクトップにショートカットを作るというように、2段階の操作をするようにしてください。テンポラリにフォルダやファイル作る場合を除いて、こんな2段階の操作をすると間違いは生じません。
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 「ショートカット」でないアイコンがデスクトップにあると、いろんな不都合を生じやすいということです。デスクトップはPCの玄関口ですから、触れることの一番多い場所です。ちょっとしたミスで、アイコンを削除してしまう危険性があります。孫が来ていて目を離した隙にアイコンを削除してしまうことがあるかもしれません。(ごみ箱から復旧できることもありますが)
 多くの人は誤って プログラムやフォルダ・ファイルを削除してしまう危険性をがあることを意識して欲しいのです。さらに、ドラッグ&ドロップ操作のミスで(マウスの移動中にどこかのフォルダにドロップするなどで)同じ名前のフォルダを2つ作る愚 も犯しかねません。同じ名前のフォルダが、2か所にあるのを何人かのPCで見たことがあります。こんな煩わしさに対処する手段が、アイコンをショートカット化する第二の目的です。
 上記のような操作ミスをしても、デスクトップのアイコンを「ショートカットアイコン」にしておけば、何も問題は生じません。必要なら「ショートカットアイコン」を改めて作ればいいだけです。どこかのフォルダに妙なショートカットを見つけても、削除するだけでどこにも影響を与えません。
 さて、フォルダやファイルをショートカット化したとき、その実体がどこにあるのかが気になります。ショートカットアイコンを右クリック~「プロパティ」~「ショートカット」タブの「リンク先」で見てください。ここがフォルダやファイルの実体のある場所になります。

<フォルダやデータファイルをショートカット化する方法>
 私がよく使うフォルダは、下図「ローカルディスク(C:)」にある「新it」です。ここには「IT情報」の html ファイルを保存しています。このフォルダのショートカットをデスクトップに作ってみましょう。
 この「新it」フォルダを右クリックして、そのままデスクトップの何もないところに「ドラッグ&ドロップ」します。右図のようなサブメニューで「ショートカットをここに作成」をクリックします。ただ、このドラッグ&ドロップは最終場所にたどり着く前に、はずみで意図しないフォルダにドロップしてしまう危険性もあります。そうなるとそのフォルダを探すのに苦労します。
 デスクトップにショートカットを作る、もっと安全な方法があります。下図の「新it」フォルダを右クリックして、サブメニューの「送る」にマウスを移動し、次のメニューの「デスクトップ(ショートカットを作成)」をクリックします。この方法は間違いが少ないですから、ぜひ試してみてください。


<プログラム(アプリ)をショートカット化する方法>

 新しくPCを買ってきたときはPRアイコンが沢山並んでいますが、デスクトップに残しておきたいアイコンは「ごみ箱」ぐらいです。「Word」「Excel」「Outlook」などのOffice、ブラウザの「Edge」、画像ソフト「フォト」、動画ソフト「映画&テレビ」などは、すでにWindows10に搭載されているので、「すべてのアプリ」からデスクトップにコピーしてください。目的のアプリ(プログラム)をデスクトップの空白部分にドラッグ&ドロップするだけです。この操作でデスクトップのアイコンは、勝手に ショートカットになります。
 ブラウザ「Chrome」はGoogle社製、オンラインソフト「Zoom」はZoom社製で、Microsoft のものではないので「すべてのアプリ」には存在しません。こんな場合はネット上から、ダウンロードしてインストールします。その過程でデスクトップにショートカットアイコンができるようになっています。もちろん、インストールした後に実行ファイルを、フォルダのショートカット化と同じ手順でショートカット化してもOKです。

<「スタート」や「タスクバー」に ショートカットを置く方法>
 「すべてのアプリ」にあるプログラムは、「スタート」画面や「タスクバー」におくこともできます。それには下図のように任意のアプリ(ここでは Acrobat Reader)を右クリックして、「スタートにピン留めする」や、必要なら「その他」にマウスを移動して「タスクバーにピン留めする」こともできます。
 ここでちょっと注意が必要です。「スタート」画面や「タスクバー」に置いたアイコンには、なぜか矢印マークが付いていませんが、扱いは紛れもないショートカットです。不要になったら「ピン留め」を外してください。

 このようにショートカットを置く場所は、「デスクトップ」「スタート」「タスクバー」の3か所あります。ただ、私は次のようにその場所を使い分けています。
よく使うアイコンは「デスクトップ」に置くことを基本にしています。
ときどき使うアイコンは「スタート」に置きます。
「タスクバー」には原則としてアイコンは置きません。
 プログラムやフォルダなどを起動すると、必ずタスクバーにファイル名と下線が表示されます。タスクバーをアプリのアイコン置き場にしたときは、アイコン名と下線がありません。働きの異なるアイコンの混在を避け、さらにタスクバーを横に広く使いたいということもあります。


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